
在宅副業で活かす!士業専門職の補助業務5選|税理士・司法書士・キャリア系まで徹底解説
5項 士業補助職と士業資格保有者の副業、複業、兼業という選択肢と可能性
在宅副業人気職種30選は、6種類の業務区分として各区分ごとに5つの職種グループを設定したものです。
その3番目の「IT士族(士業)専門職系5職種」として、初めに、税理士・公認会計士、社会保険労務士・行政書士・司法書士、弁護士・弁理士という国家資格を取得して開業している事務所でそれぞれの補助業務を担当する職種を紹介。
前項では、補助業務ではなく、採用コンサルタント・キャリアコンサルタントという自身が資格を取得し、副業としてその仕事を請負う形の職種を紹介しました。
今回は、6章のまとめを兼ねて、資格ベースの在宅副業のもつ可能性と、資格外の在宅副業の可能性を繋いで考えてみることにしました。
士族・士業専門職経験と資格を活かして在宅副業を成功させよう!
リモートワークと副業の広がるトレンド
まず、リモートワークと副業の広がりについて考えましょう。
デジタル化が急速に進む現代社会では、柔軟な働き方が求められる中で、在宅ワークや副業の需要が増えています。
特に、専門知識を持つ人々は、その能力を活かしてフリーランスとして活躍することが可能になり、多くの専門職が在宅勤務や副業に挑戦し、収入の多様化を模索しています。
優れた職業資格を持つ人々にとって、その専門的な知識を活かしてリモートのフリーランス活動を始めることは、大きなチャンスです。
専門性および専門資格を活かす多様な方法
冒頭述べたように、士業・士族高度専門職事務所で、資格は持っていませんが、在宅リモートで、それぞれの専門分野の業務を補助・補佐する仕事が、在宅副業の基本的な形です。
しかし、実際に募集があるように、それらの資格を持ちつつ、場合によっては自身でも事務所を開業しつつ、その資格と能力を活用して、他事務所の仕事も副業として請負う形もあります。
補助業務に従事しながら、その専門職国家資格取得をめざす方もいらっしゃって当然です。
自身が資格を持っていても他業種の仕事を主業・本業としており、当該資格を通常は活用していない場合、副業化するケースもあります。
そのバランスの違い、あるいは、専門性を活かしたい方の望む働き方により、副業とは別に、複業、あるいは兼業と表現した方が適切かもしれません。
当然そこでは、時間管理や在宅で働く環境の整備や確保、収入・収益の管理など副業という仕事全体と詳細に関する管理・マネジメントが重要になります。
これらの課題については、下記記事構成の第10章で取り上げます。
収益性の高い在宅副業をスタートさせる方法
次に、専門資格を持つ人々が主職を維持しながら、収益性の高い在宅副業をスタートさせる方法について考えます。
専門資格の種類については、この章でここまで紹介してきたものでとどめておきます。
自身の専門性の需要を見つける
AIの技術革新が加速する中、専門領域の仕事もAIで処理できるようになり、仕事が奪われる、仕事がなくなることが不安視されています。
しかし、国や自治体が法律で規定した公的有資格者の届出や証明を必要とする諸手続きは、それらの専門職及び団体が既得権益を盾にして、簡単には変わらないでしょう。
またそれが可能になるには、現状の紙ベースの処理手続き業務のデジタル化・IT化が不可欠で、技術・コスト、関係先の利害関係調整なども考えると、残念ながら非現実的です。
個人的には、諸手続きが一般人でも簡単に可能になるように、専門性を必要としないようシステム的・手続き的に改革を行うべきと考えているのですが、とてもとても現状の政治と行政には期待できそうもありません。
その点では、今回取り上げた士業・士族関連の専門性・専門分野に加え、採用・キャリアコンサルタントや今回紹介しなかったフィナンシャルプランナー、超高齢化社会の加速で最近注目されている終活コンサルタントなどの特化した専門分野の仕事も、在宅リモート、フルリモートでの副業、複業、兼業が可能な仕事として注目できると考えます。
また、需要のある分野や業界を把握し、自身のスキルを活かせる新たなニッチな市場を見つけることも可能でしょう。
リモートフリーランスの機会を見つけるためのプラットフォームとリソース
上記のような、リモートフリーランスの機会を見つけるためのプラットフォームやリソースにも、関心を持ち続けることをお薦めします。
例えば、ランサーズのような有名なフリーランスマーケットプレイスや、クラウドワークスのような業界固有の求人ウェブサイトなど、様々なリソースを活用することで、自身の専門性を活かした仕事を見つけることが可能になります。
それらの情報源では、成功者の事例も多く見ることができるので、ぜひ登録して在宅副業の可能性を確認して頂ければと思います。
なお、まだまだこのシリーズで取り上げていないプラットフォームやリソースがあります。
今後取り上げていく予定です。

副業スキルの向上・高度化がその領域でのプロ、コンサルタントに
本章では、士業・士族資格専門職に焦点を当てての在宅副業の可能性について紹介してきました。
これらは、何らかの資格を武器としてのことでしたが、資格がなくても、実績で自身の得意な分野・領域のレベルを示すことで、戦い、成功度合いを高めていくことが可能になります。
いうならば、その領域・職種での在宅副業のプロであり、コンサルタントということが可能になるのです。
自身のWEBサイトでそのアピールをすることも可能ですし、ランサーズやクラウドワークスでの評価・認証制度で示されることもあります。
古い話ですが、私も公的な資格は持たずに、実務経験をもとに人事や業務改善、マネジメントなどの領域での経営コンサルタントを名乗って30年余、在宅とクライアント先訪問を組み合わせた仕事に携わってきた経験があります。
多くの方々が、ご自分に合った副業の在り方を見出し、経験を加え、望む形での仕事と生活の両立を実現して頂くことを願っています。
次回は、「7章 在宅副業人気テレワーク系5職種と必要スキル」です。

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