05.07

在宅副業とは?始め方からメリット・デメリット、環境構築まで徹底解説【基礎知識】
5項 在宅副業を選択・決定する5条件|副業成功のためのポイント
業務委託とアルバイトの違い・求人サイト活用・報酬相場・時間管理・働き方の選択
それでは、実際に求人広告の中から、どんな条件の、どんな仕事を選び、応募し、採用されれば副業として請け負うか。
その仕事の選択と応募において、何がその判断・決定要素、条件になるか。
次の5つの条件を確認しておきたいと思います。
5-1 雇用形態・契約形態|アルバイト・パート雇用か業務委託か
副業としての仕事を請け負うにあたり、どんな雇用形態の仕事を希望するか、です。
一般的な雇用形態の種類は、正規雇用(正社員)、非正規雇用のどれかになりますが、派遣社員や契約社員という両方の性質をもつ形態もあります。
このシリーズでは、副業としての仕事なので、非正規雇用の<アルバイト・パート>という雇用契約で働くことになります。
この他、雇用契約ではなく、業務委託・業務受託という請負い契約に基づく副業もあります。
5-2 就労可能な時間・曜日・日数、期間|ワークライフバランスとの関係で決定
次に、1日のうち、何時間働くか、何時から何時まで働くか、という労働時間数と時間帯。
あるいは、1週間のうち、何曜日と何曜日、あるいは何日間働くことができるかという条件。
また、1か月間で、合計何日間・何時間働く契約とするか。
そして、請け負う仕事に、一定の期間・期限が決められているものか、期間・期限が決められていないものか。
仮に期間・期限が決まっていても、その期間の延長もあるかどうか、あるとすれば、どういう場合に延長され、どういう場合にその期間が満了するか。
最も基本的な就労条件ですが、これは、求人企業が設定する条件と、在宅副業を希望して応募する両方の思いが一致して決まります。
一応、ある程度の幅を持たせた条件の枠の中で、調整可能としている求人も多くありますが、絶対にこの条件でと、明確に打ち出している求人が一般的です。
そして、これらの時間軸の条件は、仕事と生活のバランス、ワークライフバランスをどうするかという、働くサイドの前提に拠っていることはいうまでもありません。
5-3 職種・仕事内容と経験・スキル・能力|これからのカギとなる意欲
初めから就きたい仕事・職種を決めて応募先を検討・選択するか、働く時間や曜日・日数などが最優先の条件で、特に仕事・職種を決めてはいないか。在宅副業の動機や条件は、人それぞれ。
ただ、どちらにしても、応募時には、履歴書や職務経歴書の提出が必要です。これまでの自身の仕事上の経験、保有しているスキル・能力、持っている専門資格などを整理する必要があります。
必要な、あるいは歓迎する経験やスキル、保有資格などを提示している求人がほとんどです。
中には、経験不問・学歴不問という求人もありますが、その場合、採用時に動画による研修やオフィスでの集合研修を設定している例が多くみられます。
当然、どのような仕事でどのようなスキルを習得すべきか示されており、自身の適性や関心の有無と関係しています。やはり経験・スキルなどの前提条件は自己評価しておくべきでしょう。
採用された後、新しい知識やスキルを身につけていくことになり、経験が蓄積されていくわけです。仕事や職種に対する興味関心を継続して持ち、意欲、モティベーションを高めていくことに繋がればと思います。
加えておきたい、追加のチャレンジテーマ
なお、現在も正規・非正規どちらであっても、あるいは専門業務の主管ではなく補助であっても、主業・本業として携わっている方は、ぜひ現在の仕事で行っている、あるいは求められているノウハウやネット環境やシステムなどは、しっかり理解し、利用技術を身につけておくことをお勧めします。
加えて、できればより高度な、あるいは未経験の仕事にもチャレンジしておくことも。
必ずそれらが、副業に、あるいは将来の起業に役に立つと思われるからです。

5-4 所得・収入・賃金等処遇条件|希望する時給の仕事があれば
アルバイト・パート契約が主ですから、賃金給与形態は<時間給(時給)>がほとんどです。
日給換算でいくら、1か月にいくら稼ぎたいか、収入を得たいか。
希望収入は、前項の就労時間数・日数・月数によって決まります。
その時間給など賃金給料は、求人の条件の必須事項で、仕事内容と就労時間・日数と合わせて提示されます。
提示されている時間給が、希望する額と比べて安いか、希望に沿っているか、高いか重要な条件ですが、応募時点では、求人元に決定権があるわけです。
働いてみて、スキルや実績に応じて昇給もあることを提示している求人もあり、応募検討時に確認しておくことになります。
なお、求人元によっては、アルバイト・パートでも、事業所の従業員数や採用時の月間就労日数や勤続期間によって、健康保険や厚生年金保険など社会保険加入も処遇条件に加えていることもあります。
自身の希望の有無と合わせて、求人内容で確認しておきましょう。
5-5 就労場所・就業方法|在宅副業でも異なるシチュエーション
在宅副業についてのシリーズですから、働く場所は自宅なのは当然です。
ただ、絶対に自宅でなければいけないということではなく、ネット環境・テレワーク環境が整っていれば、近隣のカフェや飲食店、シェアハウス、レンタルルーム、コワーキングスペースなどでも構わないわけです。セキュリティがしっかり守られていることが条件になります。
就労場所は、ここまでの5つの条件のうち、敢えて言うまでもない条件です。
しかし、実際に在宅副業の求人案件を調べていくと、いわゆる完全在宅ではなく、あるいはフルリモートではない在宅副業があります。選択・決定するプロセスで確認していくことになるでしょう。
求人元に研修や定期的な訪問や会議参加のため、あるいは、顧客先や見込み顧客先に出向くことを条件としている求人もあります。知っておいてください。
以上、在宅副業を選択・決定する5条件を提案してきました。
もうお気づきと思いますが、この5条件、求人情報に入っているべき必須事項そのものです。
求人サイドと求職サイドが相互にすり合わせを行う募集する仕事内容と処遇などの諸条件。
これらの条件を踏まえて、自身に合った副業を検討・選択し、希望する契約に結びつけて頂きたいと思います。
