木野内栄治名活用SNS型投資詐欺事犯「学習グループJ182」の動向続報ーその3
「2024年10月下旬に、Facebook広告を活用した、大和証券アナリスト木野内栄治氏の名を騙る詐欺事犯が、現在進行している。」
として、2つの事犯に共通の特徴を挙げたのが以下の投稿記事。
⇒緊急!拡散希望:大和証券アナリスト木野内栄治氏を騙る投資犯罪、複数同時進行中! – 副業起業.com
その投稿から既に2週間近くになるが、「学習グループJ182」の運営は、継続中で、莫大な収益拡大を謳ってもう一段階上の1,000万円以上の資金投入を促し、これに応じる参加メンバーの投稿が、煽り、煽られるように熱気を帯びている。
WCTグループという機関投資グループを騙り、その機関の独自口座に送金させ、その架空口座での株式投資を、レバレッジを効かせた信用取引で高率の成果を(見せかけだが)上げ続けてきている。
それと並行して、WCT機関が新規公開株式IPOの特別購入枠を獲得し、このグループ参加メンバーの希望者に分配する計画を発表。
上場前に格安で、クローズの機関口座で購入でき、かつ公開後の株価高騰見通しを、種々理由付けし、期待感をあおる。
そのIPO案件の詳しい紹介と申込み受付から締め切り、公開日までの一連のスケジュールを提示。
こうした一連の動向を、11月29日、12月1日、同2日、同3日、同4日、同5日、そして申込み締切日同6日までの、グループ投稿を、主宰者Kinouchi Eiji の投稿を軸にして、以下、紹介したい。
2024年11月29日(金):IPO案件案内開始、機関口座による株式取引は継続
2024年12月1日(日):個別銘柄取引実績報告と並行してIPO案件の詳しい説明をテコ入れ
2024年12月2日(月)・3日(火):個別銘柄取引と並行してIPO案件の詳しい説明をテコ入れ
2024年12月4日(水):昨日からのIPO申込開始案内と限定募集枠提示で投資を煽る投稿
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このようにアシスタントとの連携で、投資を促すとともに、アシスタントが協力者であることを強く印象付けている。
参加メンバーとアシスタントの個別のやり取りが、頻繁に行われていることも想像できる。
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この画像から、詐欺組織グループは、日本に本拠を置くグループではなく、中国・香港系の国際的グループではないかと推察される。
2024年12月5日(木):IPO申込最終日案内と申込みを煽る投稿
2024年12月6日(金):IPO申込受付締切、申込に対する配分案内、次週中の必要資金送金案内等
↑ 機関クローズ口座での推奨株式の取引に関する告知と実績紹介は、ずっと継続されている。
↑ 配分されたIPO株式購入決済のための必要資金の送金を要請
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あたかもIPO株を公開後売買可能としているが、メンバーが保有している(と見せかけられている)のは、一般の公開された株式市場ではなく、存在すると信じ込まされている架空のTCW機関口座。
この口座内で売買できるわけではなく、当然この口座から一般の株式市場に移管できるはずもない。
↑ ある参加メンバーが割り当てられた株式数を報告したもの。
↑ 但し、上記の割り当て数に不満があるメンバーの質問に対し、アシスタントが回答。
本日2024年12月8日午後18時時点で、以上のアシスタントの投稿が最後となっており、7日及び8日、2日間の投稿は全くない。
これまでも土曜・日曜は投稿がないことが多いが、まったくなかったことはないので、少し気になるところではある。
来週の組織の動きはどうなるか。
そして、IPO株が上場されるとしている12月17日はどうなるか。
当プロジェクトの期間を初めから2か月間としており、このグループの運営ももうすぐ終わりとなるはず。
もうここまでくると、万一多額の金を送金した方が、被害者となることはほぼ間違いないと思われる。
もしそれが分かれば、対応はムリかもしれないが、早期に被害届を出し、送金した口座を警察に知らせることをお薦めしたい。
他の事犯では、送金先が個人名のアカウントの場合は、その個人が名前を貸していたことから、一部の被害資金を回収できたという例を新聞で読んだことがある。
もし法人名の口座であれば、難しいかもしれないが、国際的な犯罪として、グローバルな次元で捜査が行われることになると思われる。
いずれにしても、明日以降の動向を注視し、また報告をと考えている。
なお、もう一つの木野内栄治を騙る詐欺グループのその後については、別途報告したい。
とここまで記した後、今日2024年12月8日夜、駆け込みで以下のグループ投稿が行われた。
2024年12月8日(日):IPO向け口座及び申込み枠案内と資金送金を促す投稿、そして・・・
以上のように、IPO案件と並行して行っている機関口座における推奨株式の信用取引実績を、週ごとにまとめていくことで、信用度を増すように、ここまで継続してきている。
以上ここまででは、まだ口座に割り当てられたIPO株の精算に必要な資金が未着のメンバーに対して、履行を促すコメントを強く伝えている。
想定されたことだが、まだIPO申込みのための口座(アカウント)と割当数に余枠があることを知らせ、その可能性があるメンバーに実行を促している。
もう一つ、信用度を高める方策として、以前も案内していたことだが、当プロジェクト終了後、オフラインミーティングを東京で開催し、メンバーを無料招待するため諸準備に取り掛かっていること、及び慈善活動に利益の10%を寄付することなどを案内。
2か月間の投資詐欺事犯のクロージング体制に入っていることを感じさせる内容となっている。
クロージングに入っていることを感じさせるのが、主宰者の発表を引き継いでアシスタントが記した上記投稿の中の「できるだけ多くの方に情報が届くように、皆さんには少し発言を控えていただけると助かります」という部分である。
唐突な感じを抱かせるものである。
なお、前回、今回とも、当然ながら参加メンバーの投稿は、一般参加者に加え、間違いなく複数の組織メンバーが、捨てアカで行っているであろうこと、まだ被害を被ったという事実が確認されていない段階であること、そして個人情報の問題があるゆえ、ほとんど除外し、首謀者とアシスタントの投稿だけでレポートしてきている。
理解頂きたい。
今後どのようになるか、このグループの運営が終了するまで動向を追い、最終的な報告を行うまでと考えている。
なお、現時点で、IPO銘柄としている「リスキル」のIPOが実際にあるのかどうか、その内容を含め、確認していないことをお断りしておきます。週明け、調べてみます。
いずれにしても、こうした日々において、いまだ、著名人や他人の名を騙った投資案件広告がSNSに投稿されている。
数日前には、萩原博子を名乗った広告が、Facebookに載っていた。いずれこの事犯についてもレポートをと考えている。
絶対にこうしたSNS型投資広告には乗らないよう、騙されないよう、注意を!
上述の「リスキル」IPO案件について調べた結果を、以下の記事で報告したので確認ください。
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