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在宅副業、3つの懸念と持続可能性・成長性の実現法:『在宅副業成功のための人気職種30選と実践ポイント11章』シリーズ終章総括

序章 『在宅副業成功のための人気職種30選と実践ポイント11章』開始に当たって
1章 在宅副業の基礎知識
 1-1 在宅副業とは
 1-2 在宅副業のメリット、デメリット
 1-3 みんなにおすすめしたい在宅副業
 1-4 在宅副業実践に必要な4つの環境・条件
 1-5 在宅副業を選択・決定する5条件
 1-6 在宅副業の基礎知識、補足とまとめ
2章 在宅副業人気職種30選と成功条件
 2-1 在宅副業人気業務6区分と人気30職種
 2-2 在宅副業取り組みに備えておきたい基礎的スキル
 2-3 在宅副業成功に繋がる不足スキルの習得
 2-4 在宅副業求人サイト検索と求職者新規登録
 2-5 求人サイト、応募から選考・決定までのプロセスと重要ポイント
 2-6 補足とまとめ
3章 おすめ在宅副業求人サイトの特徴と活用法
 3-1 Indeedの特徴と活用法
 3-2 Crowd Worksの特徴と活用法
 3-3 Lancersの特徴と活用法
 3-4 他のおすすめサイトの特徴と活用法
4章 在宅副業人気事務系5職種と必要スキル
 4-1 データ入力、資料作成
 4-2 管理事務・秘書・ビジネスサポート
 4-3 ライティング、記事作成、校正
 4-4 翻訳、通訳、字幕制作
 4-5 テープ起こし・文字起こし
5章 在宅副業人気IT系5職種と必要スキル
 5-1 WEBデザイナー
 5-2 ブログ運営、コンテンツ制作
 5-3 動画編集・画像編集
 5-4 プログラマー、アプリ開発
 5-5 ITエンジニア
6章 在宅副業人気士族専門職系5職種と必要スキル
 6-1 税理士・公認会計士業務補助
 6-2 社会保険労務士・行政書士・司法書士業務補助
 6-3 弁護士・弁理士業務補助
 6-4 各種専門コンサルタント(採用・キャリア)
 6-5 資格保有者の複業・兼業
7章 在宅副業人気SNS系・創作系5職種と必要スキル
 7-1 SNS運営・集客・収益化
 7-2 SNS動画編集・コンテンツ制作&人気SNSプラットフォームの収益化戦略
 7-3 ネットショップ運営
 7-4 イラスト・ロゴ制作
 7-5 グラフィックデザイナー等各種デザイナー
8章 在宅副業人気営業系5職種と必要スキル
 8-1 オークションサイト出品、自作品販売
 8-2 テレマーケティング、アンケートモニタ
 8-3 インタビュー、編集
 8-4 アフィリエイト、広告マーケティング
 8-5 その他タスク・軽作業
9章 在宅副業人気テレワーク系5職種と必要スキル
 9-1 テレアポ
 9-2 コールセンター
 9-3 リサーチ・分析
 9-4 各種相談・コンサルティング
 9-5 オンラインレッスン・講師
10章 在宅副業マネジメントの重要ポイント
 10-1 在宅副業Wワーク可能条件とフリーランス
 10-2 在宅副業仕事の管理と良好なビジネス関係形成
 10-3 在宅副業収入の経理会計処理と確定申告対策 
 10-4 在宅副業を継続し、成長させるためのマネジメント
 10-5 起業・独立を想定した準備と行
11章 ライフステージ、ライフスタイルに適した在宅副業10選
 11-1 主婦・主夫に適した在宅副業
 11-2 独身・非婚者・離婚者に適した在宅副業
 11-3 人間関係苦手、オタクに適した在宅副業
 11-4 非正規雇用・失業状態にある人に適した在宅副業
 11-5 シングルマザー、シングルファーザに適した在宅副業
 11-6 共働き夫婦に適した在宅副業
 11-7 本業保有者・自営業者に適した在宅副業
 11-8 学生に適した在宅副業
 11-9 シニア世代に適した在宅副業
 11-10 家族・家庭状況に応じた在宅副業
終章 シリーズ総括:在宅副業、3つの懸念と持続可能性・成長性実現の在り方

このシリーズ『在宅副業成功のための人気職種30選と実践ポイント11章』は、在宅副業を成功させるために必要な知識やスキル、そして具体的な職種を紹介することで、多くの方々が自分に合った副業を見つけ、目標とする収入や安定した所得を得ることができるように提案と助言を行うことをを目的としてきました。
上記の当シリーズ構成に見るように、序章・第1章から第11章まで、在宅副業の基礎知識から始まり、各種職種の特徴や必要スキル、そしてマネジメントの重要ポイントと課題を連鎖させ、最後に、在宅副業に取り組む方々のライフステージ・ライフスタイルに適した在宅副業をその多様性・必要性に応じて選択し実践すること等、幅広くカバーしてきました。
以下、これを整理してみました。
・第1章では、在宅副業の定義から始め、基礎的知識を確認
・第2章では、在宅副業として人気を集める職種を30種類6区分にグループ分類し、成功に必要なスキルの概要とその基本としての副業求人サイト利用について確認しました。
・第3章では、前章を受けて、推奨する在宅副業求人サイトを紹介しました。
次いで、
・第4章から第9章迄は、先に提示した30種類6区分の人気職種を、各区分ごとに一つの章としてそれぞれの特徴・内容・スキルについて紹介しました。
・第10章では、在宅副業に取り組み、希望期待する成果結果を上げるために必要な事項をマネジメントとして捉え、強調しました。
そして
・第11章で、このシリーズの方針の軸の一つである、すべてに人にとって、その折々のライフステージ、ライフスタイルに
応じて、あるいは家族・家庭状況に応じて推奨したい在宅副業職種を紹介しました。

シリーズ最終稿である本章では、これまでの内容を総括するに当たって、まず現状の副業環境を取り巻く懸念を3つの視点で考え、それらを踏まえ、これからの在宅副業への取り組み方として、持続可能性・安定性・成長性を保つことを目標として総括することにします。

これまで、何の心配も不安もないかのように記述し、お勧めしてきた在宅副業ですが、現在、そして将来において懸念される副業環境とその理由背景と対策について、3つの材料を取り上げて考えてみたいと思います。

まずAI技術の進展に伴う多くの既存職種・職業・仕事の消失問題が、在宅副業のも間違いなく波及するのではないかという懸念を取り上げます。

1)AIが仕事を奪うという説の発端

「AIが仕事を奪う」という考えは、1980年代から90年代にかけて進展したコンピュータ化や自動化技術の影響に端を発しています。近年、生成AI(Generative AI)の急速な進化により、この議論がさらに現実味を帯びています。
生成AIとは、人間のように文章や画像、音声、プログラムなどを生成するAI技術であり、特にデータ入力や反復作業はAIの得意分野となっており、自動化が進んでいます。
この技術進歩により、人間が行ってきた仕事がAIによってどんどん代替されることが懸念されており、単純作業だけでなく、クリエイティブな分野にもAIが参入し始めています。これにより、多くの職種が消失の危機に瀕しています。
こうなると当然、在宅副業領域の仕事の多くもそのリスクを抱えたものと言えるわけで、不安は漠としてですがあり、将来に向けては、一層厳しくなっていくことが懸念されるわけです。

2)AIの進展による影響、消失リスクのある職種

データ入力や簡易な文章作成、簡単なライティング、画像編集などの作業はAIによって効率化・自動化されており、これらの在宅副業は将来的には、消失する可能性が高いといえます。
また、クリエイティブ分野でも、AIが生成するコンテンツが急速に普及しており、従来のクリエイターの仕事が減少する可能性が指摘されています。
しかし、現実的には、むしろライティングや画像編集などの案件は非常に多く、すぐになくなりそうな気配はありません。
ただ、案件のあちこちに「AI」という用語が目に付く頻度が非常に高くなってきているのは事実です。
また、すべての職種がすぐに消えるわけではなく、個別対応が必要な業務や、オリジナル性が求められる仕事は今後も重要です。
例えば、クリエイティブなデザイン、コンサルティング、カスタマーサポートなど、AIが完全に代替できない分野が残るでしょう。
実際に、ChatGPTで画像作成を要求すると、これまでひどいものしかできていません。

3)AIとの共存戦略

しかし、AIが進化する中でも、AIには代替できない人間特有のスキルが重要性を増しています。
例えば、問題解決能力やクリティカルシンキング、または感情的な洞察力が求められる仕事は、AIではなく人間が担当する必要があります。
さらに、AIを効果的に活用できるスキルセット、例えばAIツールの操作や、AIと協力して成果を上げる方法も新たに求められるスキルとなっているなど、AIの進化に対応して、以下の対策が有効になると考えられます。

① AIツールを使いこなす
AIをサポートとして使い、自分の仕事を効率化させ、付加価値のある作業に時間を使うことが重要です。
実際にChatGPTを活用してみて感じるのは、よく間違うAIの間違いを発見し、指摘し、正しい解に導くことが必要なケースが非常に多いのです。
そのため、AIを活用して行われた仕事の結果が適切かどうか、本当に正しいどうかを人間がチェックする、という馬鹿げたことが、実際に必要である状態が十分あり得ますし、それが仕事になる可能性もあるわけです。
例えば、AIを使ってデータ分析を自動化し、人間がその結果をもとに戦略を立てるといったアプローチが考えらるわけです。
オリジナリティの追求・表現
AIでは模倣できない、独自性やクリエイティビティが必要な仕事にシフトすることが、中長期的な成功に繋がるでしょう。
あるいは、AIを使いこなす成果・結果にオリジナリティが生じるという場合も十分ありうると考えています。
人間にしかできない領域への特化
感情的な洞察力や、複雑な問題解決が必要な職種に注力することで、AI社会でも競争力を保つことができます。
これもある意味、前項のオリジナリティに結びつくケースになるわけです。
自分の仕事をAIが補完する形で役割を分担することも、ある意味、これは人間しかできない役割・仕事ですね。

こうなると、AIとの共存もあり、AIを部下やツールとして使いこなす関係もあり、AIに従属することもあり、とAIとの関係も多様性の時代に入り、進行していくことになるのでは、と思ったりもします。

次の懸念は、過去も、現在も、そしてこれからもあった、ある、あるであろう懸念です。
そして、それは致し方ないことと受け止められていることも周知の事実です。
その現実を何とか覆したい、改められないかという思いで、この懸念を提起したわけではありません。
そうではなく、この現実を受け止めた上で、これからの在宅副業にどのように取り組むかをそれぞれが考え、対応していくべきと確認することが目的です。

在宅副業市場では、報酬の高い職種と低い職種の格差が広がっています。
特に、データ入力アンケートモニターなどの単純作業は、競争が激化し、報酬が低下し、それが固定化するケースもあります。
このような職種において、十分な報酬を得るのは困難です。
一方、プログラミング高度なコンサルティングなど、専門的なスキルを要する仕事は高報酬を維持し、場合によっては高騰しています。

この格差の原因は、スキルの差や、どういう仕事の提供元(サイト、SNS、ブログなど)を利用するかにも影響されます。
例えば、多くの人が集まる仕事サイトでは競争が激しく、報酬が抑えられがちですが、直接取引や独自のネットワークを持っている人は、高報酬案件にアクセスしやすいです。

この格差は、副業に取り組む際の経験やスキルの違い、さらに使用するツールやプラットフォームの選択によっても影響を受けます。
特に、初めて副業を始める人々は、報酬の低い案件に集中しがちであり、スキルアップやキャリアの進展が難しくなることが少なくありません。

ではそうした格差にはどう取り組むか?
自分ができることは何か、という観点での方策を考えてみました。

① スキルアップを目指す
この問題を解決するためには、まず副業者自身がスキルアップに努めることが重要です。
低報酬職種に留まらず、新しいスキルを習得し、報酬の高い業務にシフトすることが重要です。例えば、デジタルマーケティングやSEOライティングのスキルを習得することで、より高い報酬を得られる可能性が高まります。

② 直接取引を増やす
サイトやサービスを使わずに、SNSやブログを活用して自分自身をアピールし、クライアントと直接取引を行うことで、報酬交渉の幅が広がります。

③ 付加価値を提供する
需要の高いスキルを習得し、より報酬の高い仕事に挑戦することで、自身の市場価値を向上させることが可能です。
単純作業ではなく、クライアントにとっての付加価値を提供できるスキルを磨くことが、報酬の向上に繋がります。具体的には、単なるデータ入力にとどまらず、データ分析や提案業務まで行うことが推奨されます。

④ 求人サイト・求人サービスプラットフォームを選択活用し、信頼を確立する
自身のスキルや経験を活かせる適切な場所を選ぶことが大切です。
その手段・方法は、やはり信頼できる求人サイト、求人サービス企業を選択し、その活用を通じて、自身に対する信用信頼を獲得・構築していくことが必須です。

しかし、個人だけの努力にとどまることなく、副業市場全体としても、求人サイトなどのプラットフォーム企業にも報酬の適正化や労働環境の改善に向けた取り組みが求められていることを書き添えておきたいと思います。

最近では、詐欺の手口に「副業」という用語を用いた事犯が増えてきており、問題になっています。
ここではまずそうした最近の事例を紹介し、これらのリスクを回避する方策などを考えてみます。

副業市場の拡大とともに、詐欺の被害も増加しています。
例えば、高額な初期費用を要求しながら実際には仕事が提供されないケースや、「誰でも簡単に高収入」と謳いながら、実際には労力に見合わない低賃金の作業を強いられることが報告されています。
このような詐欺の横行は、副業全体のイメージを悪化させる要因となっており、多くの人々が副業に対して不信感を抱く結果となっています。
以下に最近新聞で取り上げられた事犯例を紹介します。

① 「男性の相談相手になるだけで報酬が得られる」と謳う副業サイトに関連した詐欺事件(2024/6/13掲載)
詐欺グループは、一般の求人サイトやSNSを通じて「月収48万円」などと募集し、サクラ役の「メールオペレーター」を集めた。逮捕された26人のうち、21人は「打ち子」と呼ばれ、架空の相談者を装ってメッセージをやり取りし、報酬を得ていた。この詐欺により、全国で約8600人から19億円が騙し取られたと見られる。
⇒ 求人サイトでサクラ募集 26人逮捕の副業詐欺事件 – 日本経済新聞 (nikkei.com)

SNSを活用した「簡単な副業」「送金要求」詐欺事件(2024/9/6掲載)
SNSの投稿で「いいね」を押すだけなど簡単な作業で稼げると謳う副業、いわゆる「簡単な副業」に関するトラブルが増えており、実際には送金を要求されるケースが多発。国民生活センターは「簡単に稼げる、もうかることを強調する広告は詐欺の可能性がある」と注意を促している。
2022年度には相談件数が2793件、2023年度には3694件に増加しており、2024年度も7月までに950件に達している。被害者の約8割が女性で、平均年齢は33.7歳、特に20代が多い。
⇒ 「簡単な副業」実は詐欺 送金要求のトラブル増加:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

③ 特殊詐欺における「副業あっせん」事犯の増加(2024/3/7掲載)
地方紙に掲載された2023年発生の特殊詐欺被害の増加に関する記事の中で、その手口として「副業あっせん」という巧妙な詐欺手法が最近増加していることを取り上げています。
⇒ 詐欺被害 件数、金額とも2.6倍 県警23年まとめ 年齢、性別問わず:北陸中日新聞Web (chunichi.co.jp)

以上のほか、より重大な事犯としては、殺人ほう助などに繋がる、いわゆる裏バイト、闇バイトを副業案件として募集する例もあり、副業全体がイメージを低下・悪化しているという困難な副業環境が問題になっています。

さらに、誇大広告や低品質な副業案件の増加が副業のイメージ悪化に拍車をかけています。
これらの案件に関わった経験を持つ人々は、やりがいのない仕事や不適切な報酬設定に失望し、結果として「副業なんてやるだけ無駄だ」という固定観念が広がっています。
このような風潮は、特に副業を始めようとする初心者にとって大きな障壁となっています。

副業詐欺被害を防ぐため、あるいは巻き込まれないために、以下に留意し、対応しましょう。
① 信頼できる情報源を確認する
信頼性の高い求人サイトやSNSでの評価、過去の取引履歴を確認することが欠かせません。そのためにも信頼できる大手の求人サービスサイトを特定して利用することをお薦めします。口コミやレビューが多く、また依頼主の信用度評価も行っているサイトが良いですね。
② 誇大広告に注意する
初期費用を要求する案件・不当に高い案件や、高額報酬を謳う案件には警戒し、詳細な契約内容を確認することが必須です。
詐欺では?と感じた場合、事前に警察や国民センターに相談することも選択肢として意識しておくこともよいと思います。
③ コミュニティや評判を活用する
詐欺に遭わないためには、既存の副業者コミュニティや口コミを活用し、信頼できる案件を選ぶことが有効です。
そのため、少しでも疑問や詐欺ではと思わせるような要素や内容を感じた際には募集サイドとの事前の入念な質問やコミュニケーションを行い、場合によっては、前項同様、国民生活センター(消費者ホットライン:全国局番なし188番)や警察に相談することもお薦めします。
④ 安易に自分の情報を先に伝えない
大手の信用度が高い求人サイトでは、事前の登録が不可欠ですが、万一そうではない案件をネット上で見かけたり、相手からアプローチがあった場合には、決して自分のメールアドレスや連絡先、何かしらのアカウント名などを求められても伝えない、あるいは拒否するようにしましょう。


以上3つの懸念を提起しましたが、むしろそうした現実や予測にどのように対応し、課題を改善・工夫していくか、それ自体が自身の在宅副業にとどまらず、働くことと生きるためのスキルと適性と柔軟性を高める機会、チャンスを提供してくれるものと考えることができればと思います。
ただそれが単なる根性論や観念・感情論としてではなく、具体的な方法や道筋を描けたうえでのことにしていきたいものです。
最後に、その目的・目標として、在宅副業が、持続可能で、安定性も持ち、成長性も獲得できることを設定して考え、まとめることにします。

それでは、当シリーズの総括に入ります。
総括としてのキーワードは、在宅副業の「持続性・安定性・成長性」であり、その実践・実現方法を整理・確認します。

在宅副業の大きな強みは、ライフステージや家庭状況に応じて柔軟に選択できる点です。
例えば、育児や介護など家庭での責任を抱えながらでも、自由な時間に働けることが可能です。また、生活環境が変わっても、個人のスキルや興味に合わせて新しい副業を模索し、取り組むことができます。
これにより、年齢や家庭の状況に関係なく、安定した収入を得るための道筋が常に開かれています。
さらに、ライフスタイルの変化に伴って、収入の多様化やキャリアの発展も実現可能です。
短期的な目標だけでなく、長期的な視点でライフステージに合わせた副業の選択が、持続的かつ安定的な成長へと繋がるでしょう。
こうした特性とチャンスについては、まず当シリーズを始めて間もない時に、以下の記事でお伝えしました。

そして、より具体的な事例を、「11章 ライフステージ、ライフスタイルに適した在宅副業10選」の10の記事でお伝えしました。
これからの皆さんのライフステージや家族・家庭の環境や条件の変化に応じた選択をして頂くことに繋がればと思います。

もう一つ、在宅副業の経験を積み重ね、継続していくことで、持続可能性や安定性、成長性を確保するためには、以下のような対応が必要となるでしょう。

スキルの継続的なアップデート

AI技術の進展に伴い、単純作業は今後ますます自動化される可能性があります。
そのため、スキルの向上を意識して常に新しい知識を身につけることが、安定した副業生活を送るための鍵となります。
特に、デジタルマーケティングやコンテンツ制作、SEO、データ分析などのスキルは、今後の副業市場でも需要が高い分野です。これらのスキルを学び続けることで、AI時代にも対応できる持続可能な副業の基盤を築くことが可能です。

② 多角的な収入源の確保

一つの仕事や分野に依存するのではなく、複数の収入源を確保することが、リスク分散と安定した収入の両立に繋がります。
例えば、ライティング、デザイン、オンライン教育など、異なるジャンルで収入を得ることで、収入の波を抑えることができます。
また、複数の副業を持つことで、将来的な変化にも柔軟に対応でき、堅実な成長を目指すことが可能です。

③ 仕事の質を高めることによる信頼関係の構築

単に案件をこなすだけでなく、クライアントとの信頼関係を築くことで、長期的に安定した仕事を得やすくなります。
信頼性を高めるためには、納期の厳守や高品質な成果物の提供が欠かせません。また、クライアントとのやり取りやコミュニケーションを大切にし、丁寧な対応を心がけることが、将来的な仕事の安定性に繋がります。
こうした信頼関係の構築は、中長期的にみると、起業・独立にも繋がる可能性をもたらし、非常に重要な要素・要件になりうると思います。

④ 市場のニーズを読み取り、柔軟かつ的確に対応していく

在宅副業は市場や技術の変化に大きく影響を受けるため、常にニーズを把握し、柔軟に対応することが大切です。
先述したAI社会の進展によるある意味、予測不能でありつつ、予測の範囲内のことでもある特定の職種・仕事の消失や著しい現象に備えることになるかもしれません。
特定の職種や分野に固執せず、トレンドや需要の高いスキルを積極的に取り入れることで、持続性・安定性、そして長期的な成長の実現に繋がるでしょう。
特にデジタル技術の進展が加速する現代では、新たな副業機会が次々と登場しており、これに対応できる柔軟な姿勢と先述したスキルアップが重要な要素になるに違いありません。

前項2)のアプローチと重なるテーマの感がしますが、収入という観点から、在宅副業を持続させ、安定化を図り、そして成長性も実現する方法・方策を最後に整理しておきたいと思います。

① 報酬クラスの初級から中級、そして上級クラスへとグレードアップを図り、高い報酬にシフトし、収入を増やす。あるいは安定させる。
② 得意職種、あるいは方針として選択している職種と関連する仕事・職種のスキル習得・スキルアップを図り、仕事の幅・種類を増やし、収入を増やしていく。あるいは安定させる。
③ 初級クラス、あるいは特定の得意な職種・仕事に集中し、その仕事案件にアクセスする機会を増やすため、情報アクセス頻度を増やす、あるいはアクセスサイトを増やし、受注件数を増やすことで収入を増やす。(先手必勝、数で勝つ)あるいは安定させる。
④ 受注案件を確実に納品し、仕事に対する評価を獲得し、職務経歴(ポートフォリオ)に実績を掲載し、一層の信用信頼を獲得し、求人時に指名を受けることができるまでに高め、収入を増やす。あるいは安定させる。
⑤ 現状の収入よりも稼ぐことができるスキルの学習・習得を、今できる、今行っている在宅副業の合間に、あるいは、本業をやりつつ、あるいは、無職中にオンラインスクールなどで獲得し、より高い収入を得ることができるようになる。


在宅副業は、個人のライフスタイルや家庭環境に柔軟に対応できる点で、現在そしてこれからの働き方として非常に魅力的です。
特に、AIや技術革新による変化にも適応できるスキルを磨きながら取り組むことで、安定した収入を得る可能性も高まります。

また、副業は単なる短期的な収入源ではなく、長期的なキャリアとして成長させる要素・要因そして条件とすることができます。
繰り返しになりますが、家庭やライフステージに応じて、副業の種類や取り組み方を柔軟に変えることができるため、個々の生き方や暮らし方、そして働き方にフィットした生活を送ることが可能になるでしょう。

そのためにも、まだ在宅副業にチャレンジしていない方、副業求人サイトに登録していない方は、ぜひ初めの一歩を踏み出し、サイトへの登録と求人案件の検索を始めて頂きたいと思います。
それらの案件を見ることで、今だけでなく、これから起きていくさまざまな仕事と生活の変化、ライフステージ、家族家庭状況の変化に応じた在宅副業、副業の活用法と日常生活への折り込み方を想像、イメージして頂くことをお薦めします。
もちろん、そうした案件をすぐに受注できるとは限りませんが、これからの現実的な課題として認識し、次の一歩を踏み出すことになればいよいよチャレンジが始まります。

今回のシリーズは、私自身にとってもチャレンジであり、ずいぶん迷いながらもなんとか最終回にたどり着くことができました。
一応体系的に構成し、取り組んできましたが、まだまだ納得がいくレベルには達していないと自己評価しています。
そのため、一部の記事については見直し・書き直し、リライトも行うつもりでいます。
また、来年の3月には後期高齢者入りしますので、後期高齢者の在宅副業求職活動記を始めようかなどとも考えています。

在宅副業に関心を持ち、お読み頂いた方々、みなさんそれぞれ目的や動機、目標・方法など千差万別で、行動は全く異なりますね。
このサイトでは、副業と起業をテーマとして、どちらもそれをめざす人、成功したい人にとって有効・有益な情報をお届けすることを目的としています。
そのため、できるだけ多面的に、多様にそれらに関する情報や方法などをこれからもお伝えしていきます。
今回は副業の中の「在宅副業」に焦点を当てたシリーズでしたが、副業全般としても、在宅副業との共通性は高いと思います。
ただ、起業のススメをいずれシリーズ化したい気持ちをもつ者としては、通勤に縛られることなく、自宅で仕事ができる自由度を経験したこともあり、一つの理想としていることが「在宅副業」のススメを最初にシリーズ化した理由です。
ですから、在宅副業をいずれ起業化・事業化・自営業化にまで導いて頂く方々が一人でも多く誕生することを祈っているのです。
一時的な在宅副業や副業から、起業・自営業化という希望を持つことができるように、持続し、安定化し、成長を実現する。
そのテーマに迫ることができる準備を、これから進めていく予定です。
今後とも、当サイトを宜しくお願いします。


 

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